東京都・30代・独身・独居・雑記

東京都・30代・独身・独居 食べたもの・読んだ本・観た映画・日記

出張たのしみすぎ人間

来月、関西と四国出張があってこれがたのしみでたのしみで仕方ない。たのしみすぎて仕事が手に付かない。私は日本一出張をたのしみにしている人間かもしれない。出張でいろんなところ行ってるけど、中でも特別大好きなのは高松。海、山、建造物、喫茶店、飲食店、駅の利便性、おしゃれさ、まじめさ、ゆるさ、かわいさなどすべての塩梅が絶妙にちょうどよい。

以下、次に高松で行きたいところ自分用メモ

 

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ドーナツ大好き〜。体にやさしいドーナツ特に好き〜。(なぜなら大量に食べてもおなかを壊しにくいから)

 

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しるの店おふくろだった時代から行ってみたい行ってみたいと思い続けていまだに行けておらず…

 

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外観もメニューもよすぎる!!

 

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おいしそうなのはもちろんのこと、店名がさいこうですな。

 

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絶対好きな予感しかしないからここはなんとしても行きたい。

 

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いつも気になりながらまだ入ったことがない。時間に余裕できたら夜カフェ行きたいな〜。

 

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タイミングが合えば朝ごはんに調達したい〜。

 

私がフードファイターなら迷わず全部行くんだけど、フードファイターじゃないので全部は無理なのがかなりつらいところです。

 

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歯医者の近所におかしのまちおか

通っている歯医者の近所におかしのまちおかがあり、治療の帰りに必ず立ち寄る。治療を終えた足でおかしを買い込みに行く背徳感がおかしをよりおいしくしてくれる。

今日は多分10年ぶりくらいにブルボン プチを買った。学生の頃、プチのチョコラングドシャを誇張じゃなくほぼ毎日食べていたのだけど、気付いたらいつの間にかまったく買わなくなってたなあ。学生時代っておかしとか飲み物とかどうして毎日毎日同じものばっかり買ってたんだろう。そしてそんなに好きだったのになんでいつの間にか疎遠になっちゃうんだろう。不思議だ。

今日買ったのはチョコラングドシャじゃなくて少し前にTwitterでおいしいらしいという情報を見かけてずっと気になっていたうましおプレッツェル。なるほどたしかにこれはうまい。プリッツのサラダ味がさらに香ばしくなって、棒状じゃないぶんひとくちの食べ応えが増す感じ。サイズも量もちょうどよすぎてこれは家にも職場にもストック決定だ。プチのサイズ感・値段感・量、すべてが大人がささっと食べるささやかなおやつとしてちょうどよすぎて天才すぎかも。

 

 

 

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落下の解剖学

 


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【あらすじ】

人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ<真実>が現れるが──。

 

【感想】

予告のイメージよりも静かで、ミステリーにしてははっきりとした答えが提示されない作品だった。パルムドールを受賞している時点でさもありなんなのだけど、予告のセンセーショナルな雰囲気から勝手にもうすこし激しく劇的な作品という先入観があった。地味めな法廷劇が長いので前日よく寝て観たほうがよい。(一瞬しっかり寝た)

期限に迫られながら自分ひとりで取捨選択をしなくてはいけない場面は生きていく中でめちゃくちゃたくさんあり、あまつさえ、自分が選んだり選ばなかったりしたことのせいで誰かをものすごく傷つけたり取り返しのつかない事態に発展することさえある。それでも自らの行いに責任を持って自分にとっての「真実」や「最良」を選び続けながら進んで行くしかない人生のつらさを改めて生々しく突き付けられる作品と感じた。

主人公サンドラと夫サミュエルの夫婦間の格差や倫理観の不一致があきらかになっていくある場面で、もし男性がサンドラと同じことをしていたとして大した驚きもなく、もし女性がサミュエルと同じことを言っていても何も感じないのに、男女が逆転した途端に一瞬でも「ムムッ!?」と思ってしまった自分のジェンダーバイアスのグロテスクさに気付き落ち込んだ。

結局本当のところがわからないまま映画館から追い出されるように突き放される結末もどうにもすっきりせず。この悶々とした気持ちで何日経っても作品のことを考えてしまい、これが映画を味わう…ってコト!?と、映画あじわいハチワレになった。

 

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なんだかんだで

ブログを書くのが習慣化してきた。といってもまだ一週間ぽっちだけども。

思えば、高校・大学のころはずっとブログを書いていた。高校時代はSNS自体がまったく普及してなくて(少なくとも私の住んでいた片田舎では本当にまったく)、いまTwitter(意地でも一生Twitterと呼ぶ)やインスタのようなノリで周りもみんなブログを書いていた。大学に入ったころmixiが広まり出していたけど現在のSNSのような気軽さはなくて、自分もマイミク(!)たちもしっかりと長文の日記を書いていた記憶がある。

しかしいつしか世は大Twitter時代に。ちょうどその頃就職したこともあって余裕のない毎日に140字という文字数はちょうどよすぎた。爆速でTwitterに移住し、気付けばそのまま住み着いてしまった。最近になって、Twitterって気楽すぎて日々の記録にはあんまり向かないんだよな~というスーパーいまさらすぎる気付き!

 重ねてハイパーいまさらなことを言いますが、「書く」って行為、思考の整理にとっても役立つし、そしてなによりめちゃくちゃたのしい……

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よこせ、 「褒め」を

ベースアップと考課昇給で5月から月給が上がった。もともとの給料がたいした額ではなく物価の上がり具合を考えたら大喜びするような昇給でもないのだけど、考課がよかったのが思いのほかうれしかった。(その評価付けるならもっと額上げろとは思いますが、普通に。)

専門職で少人数制の縁の下の力持ち部署のため、どれだけがんばったって評価される日なんて一生来ないのだろうとジメジメとナメクジのようにいじけながら働いていたけど。成果を評価してもらえてなおかつ口で褒めるだけじゃなくきちんと対価を支払ってもらえるのって嬉しいな。いくつになったって、人間褒められたいし、頑張りは認められたいわよ。

 

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ゾーゾー

帰り道ものすごい大雨に降られた。でも、たまたま晴雨兼用の日傘を持っていてたまたまフェイクレザーのスニーカーを履いていたため、びしょ濡れで走る人たちを横目に涼しい顔で帰宅した。ツイてる。

家に着いたら友達から 「雨がゾーゾー降ってる!」 というLINEが届いていて、生まれて初めて聞く擬音に声出して笑った。

 

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いい子のあくび/高瀬 隼子

 

【あらすじ】芥川賞受賞第一作。公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。
郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ちは本当だけど、わたしは結婚式が嫌いだ。バージンロードを父親の腕に手を添えて歩き、その先に待つ新郎に引き渡される新婦の姿を見て「物」みたいだと思ったから。「じんしんばいばい」と感じたから。友人には欠席の真意を伝えられずにいて……結婚の形式、幸せとは何かを問う(「末永い幸せ」)ほか、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちへ贈る全3話。

 

【購入理由】

表題作のあらすじ、タイトルのよさ、装丁のかわいさ、これまで高瀬隼子さんの作品を読んだことがなかったので

 

【感想】

●いい子のあくび

多くの女性がきっと感じたことがあるけど、改めてちゃんと見つめたらつらくなってしまうため普段はあまり深刻には考えないようにしている(少なくとも自分はそう)、「割りに合わなさ」「納得のいかなさ」の正体を主人公の直子の心情や行動を通してとてもはっきりした形で目の前に突きつけられてようで、読んでいる間中ずっと心がざわざわした。

私はいわゆる「ぶつかりおじさん」に遭遇したことがないけど、それでも主人公の直子の気持ちにめちゃくちゃ共感できてしまう。ぶつかりのような目に見える加害だけに限らず、「こっちが譲るのが当然なのか?もし自分が男性でも果たして同じ目に遭っていたのか?」と思わされてしまうようなことは日常生活でしょっちゅう起きてるから。だから、直子の気持ちがわかりすぎていっしょに怒りすぎて、直子の内部の激しい感情に取り込まれてしまうようで、読んでいる最中も読後もかなり怖くなった。男性はこの作品を読んだら一体どんな感想を持つのかな。かなり気になるので身近な男性にかたっぱしから読ませてみるとする。

 

●末永い幸せ

表題作は多くの女性が共感してしまうテーマだけど、こちらは女性でも共感できるひととできないひとが半々のような。(男性で共感するひとは果たしているのか?)

私は主人公と同じ違和感をずっと感じていた。だけど、主人公と同じ行動をとれるほど誠実な人間でも勇気のある人間でもない。自分の心に嘘をついてでも表面的には相手の喜ぶ行動をとることで円滑な人間関係を維持してきたタイプなので、主人公のように相手を多少傷つけたとしてもどこまでも誠実であろうとする人間が本当にまぶしくてうらやましい。

「本当の気持ち」って結局どこまでいっても本人にしかわからないものだよなあ。それがとてももどかしくもあるけど、お互い折り合いをつけながら理解を深め合い関係を構築していくのが他人と生きていくおもしろさなのだろうか。生きるって大変だ。

 

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